ぷっけるっせ店前

改めてPUKKERUSSEのこと

 

こんにちはPUKKERUSSEです。オンラインショップをオープンした時に一度書いたPUKKERUSSEに関してのブログ。改めてしっかりと描きたいなと思い似たような内容にもなると思いますが、よかったら読んでいってください。


【これでいいからこれがいいを改めて考える。】


「これでいいかな」と、不満はないけれどなんとなく決めている服や生活道具たち。

今の時代、そんな選び方をしている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。暮らしのすべてではなくても、どこか一部分はそんな雰囲気で。

僕自身もそうです。

ふと急ぎで必要になったときや、じっくり調べる時間がないとき。ネットで「ある程度信用できそうなもの」を買って、その場をやり過ごすことがあります。

もちろん、それで普段の生活に困ることはほぼありません。

何より安くて、とりあえず間違いない。

この「とりあえず」や「なんとなく」で選べるものは、きっと世の中で一番売れているものなのでしょう。いわゆる、スマホで「ポチる」ハードルが低いものです。

日常生活において、それが悪いことだとは全く思いません。

でも……そういうものって、どこか「わくわく」が足りません。


僕もふと

「自分は今、ものを選んでいるようで、実は選んでいなかったのかもしれないな」と。

反省とまではいかないけれど、胸の奥に残るなんとも言えないあの感覚。

みなさんにも、少し心当たりがあるはず。

 


【PUKKERUSSEの「これがいい」の原点】


そんな風に「ものを選ぶこと」について考える前の僕が、人生で最初に興味を持ったのが「洋服」でした。

はじめは雑誌の真似をして古着屋を巡ったり、かと思えばシンプルな量販品を買ってみたり。色々と組み合わせた結果、今思えばとんでもない格好をしていた時期もあります(笑)。今お店に置いているものの中で、一番昔から試行錯誤を繰り返してきた分野です。

そうやって、あっちこっちへと行ったり来たりした僕の洋服選びですが、巡り巡って、結局のところ「古着」に戻ってきました。

ただ、若い頃とはものの見方が少し変わっていました。昔はただ「外見のカッコよさ」を追っていましたが、改めて向き合った古着の本当の魅力は、その「作り込み」にありました。

「この時代に、なぜここまで手間をかけて作り込んでいるんだろう」

「このポケットは、こういう使い方をするために付けられたんだな」

「この国が作った服は実用的だけど、あっちの国は見た目を重視しているな」

服を通して、まるで歴史をこの手で直接触っているような感覚。それがたまらなく楽しかったのです。

ここまで読むと、「じゃあ、なぜ古着屋をやっていないの?」と思われるかもしれません。

もちろん古着も大好きなのですが、古着のディテールや歴史を知ったからこそ、いま現役で服を作っているブランドの中に、ものすごく面白い挑戦をしているところがたくさんあると気づけました。

「あの時代の仕様をベースにして、今の技術でこうアップデートしているんだ」

「ここはあえて、当時の作りを忠実に再現しているんだな」

過去の歴史を踏まえた上で、今の時代にしかできない楽しいものづくりをしている。そこにワクワクしました。

そして何より、「国産」であること。

日本国内で、こんなにも面白いものづくりが今も行われている。その事実に誇らしさを覚えると同時に、「この技術や情熱をここで途絶えさせてはいけない、続けていかないともったいない」という強い気持ちが湧いてきました。

一生懸命にものを作っている方たちの力になりたい。

そして、この素晴らしい服たちを、まだ知らない人に届けて、教えてあげたい。

たまたま販売の仕事にしてきた僕が、作り手とあなたを繋ぐ場所になれたら。そんな思いから生まれたのが、PUKKERUSSEというお店です。

「実用的で美しい」という、もう一つの軸


そして、PUKKERUSSEで取り扱っているものは、洋服だけではありません。服飾雑貨、食器、生活道具と、暮らしのあらゆる場面で使うことができるものたちをセレクトしています。

実は、僕が生活道具に興味を持つようになったのは、妻からの影響でした。

一緒に過ごす中で、日常の器や道具に触れる機会が自然と多くなっていったのです。

その中で、僕は「工藝」という言葉を、改めて深く知ることになります。

それまでも、なんとなく耳にしたことはある言葉でした。けれど、その意味を深く知り共感しました。

工藝の本質。それは、「実用的であり、美しい」ということ。

「観賞用ではなく、毎日の生活の中で使われること」を大前提として作られている。それは僕が洋服に対してずっと魅力を感じ、追い求めていた「ものづくりの考え方」そのものでした。

同時に、当時の僕は「工藝」という言葉に、どこか敷居の高さやハードルの高さを感じていました。よく分かっていない世界というイメージ。

でも、きっと多くの方が、僕と同じようなイメージを持っているのではないでしょうか。

だからこそ、PUKKERUSSEで扱っている道具たちは、どれも「使うこと」を前提とした、本当に美しいものばかりです。

しかも、それらを作っているのは、僕たちと同世代を含む「現役の作り手」たち。

先人が築いた伝統をしっかりと継承し、技術を極めながらも、今の僕たちの暮らしに合う「新しい観点」で、昔ながらの道具をより良く、より面白くアップデートしている。そんな、挑戦を続けている人たちです。

洋服と全く同じ理由で、僕は彼らのものづくりを、みなさんに知ってもらいたい。

少し欲張りかもしれませんが、僕はこの小さなお店の中で、洋服も、器も、道具も、幅広い分野の楽しさをまるっと味わってほしいと思っています。

今はまだ少しずつの歩みですが、世の中には僕たちの知らない面白い挑戦をしている作り手がたくさんいます。そして、すでにPUKKERUSSEに作品を並べてくれている作家さんたちの「次なる挑戦」も、ぜひみなさんに見ていただきたいです。


【ゆっくりとした時間が流れる、この街の片隅】


「とりあえず」で買っていたものから、自分自身の目で選ぶ「これがいい」へ。

いきなり暮らしのすべてを変える必要はありません。何かひとつ、毎日使う小さなお気に入りを選ぶことから始めてみませんか。

実は僕自身も、最初は湯呑みや茶碗といった、小さな器から少しずつ選んでいきました。

ひとつお気に入りが見つかると、無意識のうちにそれを何度もよく使うようになります。そうして使っていくうちに、どんどん愛着が湧き、自分の手に馴染むように「使い込む」ようになっていく。

そんな、ものと暮らすゆっくりとした時間。

それと同じような心地いい時間が、ここ芦屋には流れているなと感じます。

近くを流れる芦屋川。自然が豊かで、山も川も海も、ちょっと散歩をするだけの範囲にすべてがぎゅっと詰まっている。素敵なカフェやお菓子屋さんも多くて、誰もがふらりと一息つける、とても優しい街。

そんなゆっくりとした街の片隅に、PUKKERUSSEという場所ができました。

僕たちがつくったのは、決して格式高い、緊張してしまうようなお店ではありません。

「工藝」や「上質な服」という言葉に身構えることなく、誰でも気楽にふらっと覗いてもらえるような、とっても敷居の低い場所です。

自分のための小さなお気に入りを探しに。

あなたの大切な誰かのお祝いや、ギフトを選びに。

宝探しをするようなワクワクした気持ちで、この空間を楽しんでもらえたら、これほど嬉しいことはありません。

ネットで「ポチる」日常から、少しだけ足を止めて。

あなたにとっての、これからの相棒になるような「これがいい」を、ぜひ一緒に見つけましょう。

みなさまにお会いできるのを楽しみにしています。

■ Shop Information

PUKKERUSSE(ぷっけるっせ)

住所:兵庫県芦屋市松ノ内町7-11 コンタクスビル1F

電話番号:0797-61-7727

阪急神戸線「芦屋川駅」より徒歩約3分 / JR神戸線「芦屋駅」より徒歩約7分

営業時間:12:00 〜 18:00

一覧に戻る