LOCALFABRICの手ぬぐいタオルのこと
芦屋川の道具店。PUKKERUSSE(ぷっけるっせ)です。
台風も過ぎたあとのさっぱり感は気持ちがいいです。芦屋川も元気に暴れておりました。風も涼しく長袖と半袖を行き来しています。涼しかろうが汗はじんわりかいて程よい不快感。毎年この時期から暑さとの戦いが始まっている気がします。夏支度として自分のこれいいよってものお伝えします。

タイトルの通り手ぬぐいタオル。こちらははげしくおすすめします。日常で実は大活躍している「布の道具」。
その中でも僕の好きな手ぬぐいは薄手で持ち運びはしやすく、柄も豊富にありオシャレアイテムとしても個人的に注目しているひとつです。ただ綿100%の平織りはどうしても硬めで首に巻いたりするとスレ感を感じます。
またタオルはしっかりとした吸水性で心地よく汗を拭ってくれます。その吸水性に伴った厚みや乾きづらさが気になる。小さくしたい鞄の圧迫感はどうしても出てきます。
そういうものだよねと普段の道具としてそれ以上を知らず、こだわってはいませんでした。そんな中初めて出会った展示会で即決したのがこの手ぬぐいタオルです。
元々お店をやるにあたって取り扱いしたかった手ぬぐい。展示会で実物を触らせてもらった時の柔らかさに驚きました。その軽量感に乾くの早そう…とすぐわかる素材感。柿渋染と備長炭練り込み繊維の匂いへのアプローチ。そして魅力的な柄でした。
◆生地は炎天下で働く農家とつくった
アウトドアに最適な生地。旧式シャトル織機が可能にする、驚くほどの軽さと速乾性。
この生地の強みはこれからのシーズンより盛り上がる、アウトドアや登山、キャンプ、サウナにおいて最も重要視される「軽さ」と「乾きやすさ」です。今では大変貴重な「旧式のシャトル織機」。現代の高速織機とは異なり、時間をかけてゆっくりと、糸に無理なストレスを与えずに織ることで、生地の中にたっぷりと空気を含ませることができます。汗をしっかりと拭い、濡れても肌に張り付かずにすぐ乾くよう、あえて小さな凹凸(シボ感)のある糸を採用しているのが大きな特徴。またサイズは「約33cm × 100cm」と、通常の手ぬぐいよりも少し長めの100cm設計。この絶妙な長さのおかげで、激しく動くシーンでも首や頭にしっかりと巻きやすく、道具としての使い勝手の良さも徹底的に追求されています。
【柿渋染糸と備長炭練込繊維】
それぞれ異なる日本伝統の素材を用いることで、アウトドアにおける「汗のニオイ」を元から抑え込む機能を備えています。
◆綿100%の柿渋染め糸
和歌山県産の柿を用いて丁寧に柿渋染めを施した上質な綿糸を100%使用しています。
柿渋が天然に持つ優れた**「抗菌防臭機能」**により、雑菌の繁殖を抑え、汗をかいたあとの嫌なニオイの発生を元からしっかりとガードします。
さらに、使い込み、太陽の光を浴びるほどに、柿渋特有の深みのある色合いへとゆっくり「育っていく」エイジング(経年変化)を愉しめるのも、この綿100%モデルならではの醍醐味です。オーガニックな風合いと、育てる愉しみを最優先したい方に最適な素材です。

◆綿90%レーヨン10% 備長炭練込繊維
上質な綿に、日本の伝統素材である「紀州備長炭」を限界まで細かく練り込んだレーヨン糸を組み合わせています(綿90% / レーヨン10%)。
備長炭が持つ天然の優れた消臭・吸着機能を生かし、汗臭の原因となるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸などのイヤなニオイを物理的にしっかりとキャッチします。アクティブに動いて汗をかいたまま、バッグに仕舞っても安心という高い実用性を誇ります。

わざの連携「東京本染注染」
和歌山の豊かな自然の中で「シャトル織り」と「それぞれの機能糸」を経て生まれた特別な生地は、次に東京・日本橋で120余年の歴史を持つ伝統型染「東京本染注染」の老舗・丸久商店(新江戸染)の職人の手へと渡ります。
古くからある浴衣型を使用し、職人が染料を注ぎ込んで一度に染め上げる「注染(ちゅうせん)」の技法によって、美しい柄が生まれ、色の重なる滲みを楽しんでもらいたい一枚。
注染は、生地の表裏をまったく同じ色に染め上げるため、首に巻いたときにどちらの面が見えても美しく、スタイリングをモダンに引き締めます。道具のようにタフで美しい特別な手ぬぐいです。
日本の繊維産地が誇る“わざの連携”によって生まれた、極めて完成度の高い「生活の道具」です。職人の手仕事による美しい佇まいは、あなたの日常とアウトドアライフを一段上の快適さへと引き上げてくれます。手仕事ならではの味わいを楽しみながら、ぜひあなたのお出かけの相棒にふさわしい素材を選んでみてください。
備長炭-SATSU SATSU・CHISO
